読書とライトブルーな日々
読んだ本の記録を、感想以上書評未満といった形で残しつつ、大手町で働くビジネスマンの日常生活や世の中のできごと、横浜ベイスターズのことなどについての雑感を交えていきます。
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暑い   [ご挨拶] 2011年08月14日(日)
たまには、ということで、昨日は実家に行って古いソファを運び出し、捨てる準備。
汗だくに。
移行   [ご挨拶] 2011年02月16日(水)
再生へ向けてのテスト   [未分類] 2009年08月14日(金)
再生できるかな。
仕事の様子様子がもう少しすると変わるかも
そこからだな。
『秘密結社』(越智道雄)   [読書] 2006年01月22日(日)
秘密結社―アメリカのエリート結社と陰謀史観の相克/越智道雄/ビジネス社

 本書は秘密結社による世界支配を面白おかしく描いた「ト」本の類ではない。アメリカ合衆国の建国から説き起こし、同国の支配層たるエリートのネットワークを「秘密結社」としている。フリーメースン、スカルスアンドボーンズ、ミルナーグループ、日米欧3極委員会などを丁寧に解説し、これらが米国の政治にどのような影響を及ぼしているかが説明される。そして「結社」のカウンター勢力として「陰謀史観」を位置づけていて、巧みに「秘密結社=陰謀」という先入観を崩しつつその関係を再構成して見せてくれている。

     *     *     *     *     *

 時にオカルト的に語られる秘密結社が、私達がふだん見ている2大政党という表面的なポリティカルパーティを直接間接支える人的ネットワークととらえてみると非常にわかりやすく、非常によくできた米国政治の解説だと思います。

 公明正大なルールで運営されえいる民主主義の国・米国でも、ある面では、ラテンアメリカ諸国の政治に近いような濃密な人のつながりなしには政治は動かないということが見えてきます。政治の本質はどこまでいっても、人の欲望や情念の産物であるといえましょう。

 米国に限らず、この世界の真の支配者層のネットワークというのは、極めて排他的かつしたたかに作り上げられていて、そこの属さない人々の無力ぶりを痛感させられてしまいますね。そうした世界や社会のありようを前提として、私たちは何を追及して生きていくのかは、個々人がよく考えなければいけないことでしょうね。

 ところで、本書の最後の方で出てくるブッシュ政権を支えるキリスト教右派の位置づけをきれいに見せてくれている点が目からうろこな感じを持ちました(それが正しいかどうかはともかく)。日本にもこういう勢力があるなーと複雑な気分です。

(★★)
『将軍の娘』(ネルソン・デミル)   [読書] 2005年06月25日(土)
将軍の娘/ネルソン・デミル/文春文庫

 陸軍犯罪捜査部(CID)のブレナー准尉は武器横流し事件の捜査のためにフォートハドリーに潜入していたが、そこで基地司令官の一人娘で陸軍にとってアイドル的存在であったエリート美人大尉が手足を杭に縛られ、全裸で絞殺されるという事件に遭遇し、CIDの女性捜査官サンヒル准尉とともに捜査を行うことになる。被害者の周辺にあるスキャンダルとともに、陸軍の中での女性将校の悲劇が明らかになっていく。

     *     *     *     *

 主人公ポール・ブレナーによる饒舌な一人称でストーリーは進められていきます。この語り口が、ブレナーの自意識過剰なところやサンヒルの行動を自分勝手に解釈する独善的なところとフィットしていて、よい効果を出していると言えましょう。ブレナーとサンヒルの会話などはよく作りこまれていますが、キャラクター造形としては、サンヒルがどうも弱く、男の目線から都合よく作られているように感じてしまいます。そのせいなのか、ブレナーとサンヒルの物語がうまくいくのは悪いことではないのですが、そのプロセスがご都合主義的速度で進んでいってしまいちょっと興ざめです。

 メインストーリーである軍のヒーローたる将軍とその娘の関係に生じる悲劇はわかりやすく描かれているといえます。日本人には少々理解しがたい米軍の内部の問題をあぶりだすテーマなのでしょう。ただ、猟奇的事件へのつながりやその背景となるアン・キャンベルの奇矯な行動への結びつきが弱いように感じられ、テーマとストーリーが渾然一体となって迫ってくるというようなところまで感じるには至りませんでした。

 もちろん、上質な翻訳とあいまって、全体として高く評価できる作品であることは間違いありません。

(★★)
『ジャパン・ハンドラーズ』(中田安彦)   [読書] 2005年06月19日(日)
ジャパン・ハンドラーズ―日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち/中田安彦/日本文芸社

 米国の対日戦略を練り上げ、実行する人々のネットワークを調べあげてまとめたもの。大学・シンクタンクの研究者の系譜を中心に米国側の対日戦略を仕掛ける側とそれを受け日本側で動くカウンターパーツが実名入りで紹介されていく。どのように日本が米国に取り扱われてきたかが浮き彫りになる。

     *     *     *     *

 正直、最初この本を本屋で見たときには、巷間出回っている「○○陰謀論」の類の胡散臭さを感じました(それは今も完全に払拭されたわけではないのですが)。しかし、冒頭に出てくる日米コネクション相関図を見て買うことにしました。これはなかなかよく出来たチャートです。私は仕事柄、ここに出てくる人物のひとりに関する話を知っているのですが、そこを全貌ではないにせよ抑えているので、それなりにちゃんと調べたのかなと思ったからです。

 内容は、日米関係者の両国関係の基本を作り出しているキーマンの人物名鑑になっていて、今後の日米関係の動きに接していく時に、背景が見通しやすくなりそうなまとめられ方がされていて面白かったです。

 取り上げた人々の発言や著作物の引用をたくみに組み立て、ファクツを積み上げる形式をとっており、妙な誘導や冒頭にあげたような陰謀論などはなく、新聞を読むように読めてしまいました。

 簡単に読めてしまうのは、ここに書かれたことの大部分がそれほど目新しいことではないことに由来しています。米国の対外戦略において「どのように」の部分は、ややもすると陳腐な感じを否めません。この本の肝は、「誰が」という部分にあるのでいたしかたないとは思いますが、そこは掘り下げがもっとあってもよかったのではないでしょうか。

 それと経済界での動きは、個人的にもっと興味がある分野でもあり、今後さらに調査を進めて発表してもらいたいと思いました。

(★★)
『幻の終わり』(キース・ピータースン)   [読書] 2005年06月19日(日)
幻の終わり/キース・ピータースン/創元推理文庫

硬派の新聞記者ジョン・ウェルズは、ある晩著名な戦場ジャーナリスト・ティモシー・コルトと出会い、意気投合する。しかし、彼のホテルの部屋で酔いつぶれているとジョンの目の前で謎の闖入者によってコルトは殺されてしまう。手がかりは彼がアフリカの小国セントゥーで活躍していた過去とその時彼が愛したエレノアという名の女性だけ。ジョン・ウェルズは、その後も命をつけ狙われながら、徐々に真相に迫っていく。

     *     *     *     *

 主人公ジョン・ウェルズのキャラクターは世間で言われているほど屈折した中年ではないようです。どちらかといえば、頑固で思い込みが強く、そうしたことで対立してしまう自分に対する憐憫を持っているタイプで、つまり、多かれ少なかれ中年になると現れてくる現象に満ち溢れた男性というわけです。彼の弱い内面と虚勢を張る外面のギャップをドライに過ぎないように描いて見せています。

 しかし、本作のドライビング・フォースとなっているキャラクタはやはりエレノアということになるのでしょう。ウェルズにとっては伝聞でしか出てこないこの女性を如何にリアルに描くかが本作の肝であるといっても過言ではありません。

 そう考えてみますと、ちょっと肝心なところで食い足りない印象が残ってしまいます。コルトが彼女を愛するのはわかりますが、どうしてウェルズまで夢中になってしまうのかが、決定的に弱いといえます。革命前夜の途上国で活躍したジャンヌダルクのようなエレノアは、説明はされていますが、描写はされていません。

 終盤に来てウェルズの恋人チャンドラ・バークとの関係に絡めてウェルズの物語にしようとはしていますが、そこの弱さゆえ、全体に説得力が減じられているのではないでしょうか。

(★)
『古い骨』(アーロン・エルキンズ)   [読書] 2005年06月16日(木)
古い骨/アーロン・エルキンズ/ハヤカワ文庫ミステリアスプレス

 フランスはモン・サン・ミシェル近くにあるロシュボン館に主の招待で一族が一堂に会する。主、ギヨーム・デュ・ロシェは招待した一族に重大な何かを告げようとする直前に、モン・サン・ミシェル湾で事故死してしまう。さらに館の地下からは古い人骨が発見され、偶然サン・マロで開催されていた科学捜査会議に出席していたスケルトン探偵のギデオン・オリヴァーが骨の分析のため呼ばれる。一族の残る館では殺人事件が発生し、問題の核心は第2次大戦のレジスタンス活動家であったギヨームとそのいとこのアランの過去であることが判明していく。

      *     *     *     *

 軽いタッチの本格物小品(という分野があるか知りませんが)で、真相はそこそこ重い話にし得たのでしょうが、さらっと流されてあります。第2次大戦中のレジスタンス活動なんて刺身のつまだと軽く扱って見せるところがいかにも本格推理物というところでしょうか。

 骨の鑑定から事実の確認へという流れで捜査を進めていくギデオンの探偵スタイルは、現代の本格推理小説としてリアリティを崩さず、パズラーとしての本筋もはずさずよく出来ていると思います。

 謎の中心部はミステリー読みには意外ではありませんが、犯人の指摘がなされる解決部は、本格物ならではの関係者一同への演説となっています。キャラクターはちょっとカリカチュアライズされていますが、ユーモアたっぷりの書きぶり(特にギデオンの許に手紙爆弾が届けられたのではないかと考えるギデオンとジョン・ロウのやりとり)はなかなか愉快でした。

(★)
恐竜博   [日々雑感] 2005年06月12日(日)
恐竜博を観るため、上野の国立科学博物館へ行ってきました。

ゴールデンウィークに一度出かけたのですが、その時は2時間待ちと言われギブアップ。今回はそのリターンマッチ。今回もその時ほどではないにせよ、やはり館内に入るのに30分程度列に並ぶことになりました。

恐竜博自体は、全身が完全な形で発見されたティラノサウルスの“スー”の化石(といっても復元模型)と鳥類は恐竜から進化したという最近の学説に関連付けられる化石の公開が中心でありました。

悪くなかったですが、人が多すぎて疲れてしまいました。レストランも長い順番待ち。常設展も午後回ってみることにしましたが、疲れてしまって、終わりのほうはへとへとになってしまいました。

SEQT0104.jpg

スーです。

お問合せ先はこちら↓
http://www.kahaku.go.jp/
横浜=楽天戦   [野球] 2005年06月02日(木)
休暇中の今日、横浜スタジアムへ行ってきました。内野自由席での観戦ですが、正直大して観客も来ていないのではないかと思っていましたところ、内野自由席は満員状態でした。明日は開港記念日で市内の小学校はお休みだから、結構小学生くらいの子供連れが多かったようです(うちもです)。

試合は、2点先行された1回の裏に、打線が爆発。石井・小池・佐伯・多村が本塁打を集中させましたが、1イニング4ホームランは球団としては55年ぶりの記録だそうで、また小池の打ったホームランは球団6000号のメモリアルアーチ(もちろんセリーグで6球団目の達成)と記録づくめだったようです。ただ、観戦している側からすると、ここで一気に試合が決まってしまい、見所は、よーいどんで始まったら、そこだけだったというような大味といえば大味な試合でした(まあ勝ったからそれでもいいんですが)。

小池の成長が楽しみだったのと、石井琢朗の復調(盗塁も二つ記録)に期待が持てる感じだったのが収穫です。セドリックは可もなく不可もなしというところでしょうか。

楽天側は、元横浜の中村、矢野が登場していました。中村は衰えが顕著で正直見ていて厳しかったですが、矢野は台所事情の苦しい楽天で何とか使われているようです。そんなに球は悪くないように思えましたが、村田に一発を浴びるなどしていてやはり課題の制球力はまだのようでした。もしかしたら横浜に来ていたかもしれないつながりで言えば一場は悪くなかったです。小池にホームランは打たれましたが、球速は140km台後半で、途中多村・種田・村田と連続三振を取っていたところはただ者ではない雰囲気を漂わせていました。あとは福盛を見たかったですね。

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